DTMerも激安のオンラインショップに要注意

最近、偽サイトが多く存在しているようです。商品はさまざまで、楽器、DTM機器、インテリア、PCパーツまで様々な商品が格安で販売されています。

実は私も引っ掛かり、いま銀行と警察に相談して返金(銀行振込の組戻)を試みているところです。振込先の名義人は個人で、いま銀行口座が凍結されている状態です。振込先の名義人は預金をまだ引き出しておらず、戻ってくる可能性があると銀行から丁寧に説明がありました。ほぼ同時に警察からもブラックなショップだと判明して口座凍結に動くと連絡がありました。

クリスマスが近づいたこの時期は、セールなどで大幅に値引きされた商品が出回るので、値段に引かれてポチってしまったのが失敗の原因です。今思えば不審な点がいくつもありました。

他の方が、不審なサイトに騙されないためにもここで共有したいと思います。そして私が取った対処方法も共有したいと思います。運が良ければお金が帰ってきますよ。

◾️不審なショッピングサイトの特徴

• クレカ決済対応なのに銀行振込を要求される

• 期限までに振り込めないときは別の振込先を案内すると記載されている

• 存在しない会社または、購入商品と全く異なる業種の会社

• ホームページ記載の電話番号に掛けると全く違う業種の会社につながる

• 振込先口座が個人名義

• 振込先口座の支店が会社所在地から離れている

• 会社名で検索して出てくる所在地と記載の所在地が異なる

• メールアドレスで検索すると詐欺サイト一覧に出てくる

• 商品の価格が中古品の相場よりも大幅に安い

• URLが意味のわからない文字列

• 振込(支払)後一切の連絡がない

おいおいここまで怪しいサイトに引っかかったのかよと思いますが、普通に商品名で検索すると出てくるサイトなのですよね。そして、クリスマスシーズンだから、異常な値段も納得してしまっていました。

◾️私が取った対処法

1. 支払いした翌営業日には詐欺にあった可能性が高いと思い、朝一で銀行に行って振り込みの取り消し(組戻)を依頼しました。ただし、振込先の名義人の承諾を得てからの組戻になると行員さんが教えてくれました。

2. 続いて、警察署に詐欺サイトの被害に遭ったかもしれないので相談したいと事前に連絡。するとお時間があれば警察署でお話し聞きますというので早速時間を取ってもらいました。最近はスマホが普及してメールやらサイトの画面キャプチャはすべてスマホに入っていましたから。

3. 警察署へ行き、詐欺サイトから送られてきた注文確認メール、振込依頼メール、購入したショッピングサイトの画面キャプチャ(URLが映るようにトップサイト、購入した商品ページ、会社概要)を見せながら経緯と日時を説明して、まだ動いているサイトを実際に見せて、警察署の刑事課の方の立会の元で会社概要に記載の電話番号に連絡。すると、全く関係のない業種のカスタマーセンターにつながり、警察署から相談簿に載せると結論がでました。(まだ被害届ではないが、警察が相談にのったことが判る番号を教えてもらえます)

4. 再び振込した銀行へ行き、警察署で発行された相談簿の番号を伝えると、詐欺被害に遭われたとして振込先の銀行へ連絡を入れてもらえました。そこで、振込先銀行の方に電話して詳しい状況を教えていただけました。

5. 後は、運なのですが、振込先の名義人がまだ出金しておらず、同様の詐欺手口とおもわれる不審な振込が立て続けにあったことから振込先名義人の口座は、振込先の銀行判断で凍結されました(口座が凍結されると、入出金が一切出来なくなるので、私が振り込んだお金もまだ残っていると考えられます。ただし全額が返金されるかはまだ分かりません)。なので、後は警察の捜査のなかで持ち主に返金される可能性が出てきました。
   

と、ここまででようやくホッとひと息つきました。ポチってから土日含めて5日、営業日で3日のスピード感の出来事でした。

あとは、警察と銀行の調査におまかせとなるのですが、振込先の名義人は、自分も被害者だと銀行に自ら連絡してきたようです。

が、口座が盗まれたと同時に暗証番号まで知られ、普通は仕事にいくはずの月曜日朝一に預金口座の異変に気づくのは果たしてただの被害者なのでしょうか？大いに疑問ですが、自ら被害者だと言って来ている段階では銀行も警察に相談できないそうで、しばらく様子見とのと。振込先名義人が銀行の案内通りに警察に被害届を出さなければ、銀行側から警察に相談をするとのことで、様子見状態ですね。

皆様もブラックフライデー、クリスマスだからと異常に安い値段や、上記の特徴に当てはまるサイトを見かけたら近づかないようにしましょう。

悪いものを遠ざけるおまじない天安門。